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2019.11.19「さがラボチャレンジカップ2019」の表彰式が開催されました!!
2019.10.07審査結果と表彰式について!
2019.9.20一次審査の通過者が決定しました!
2019.8.20一次審査の審査員を紹介します!
募集要項
佐賀県及び佐賀県ベンチャー交流ネットワークでは、起業家や中小企業者が佐賀県内で行うビジネスプランを公募し、将来性のあるプランに対して県知事賞授与のほか県や関係機関、地元経営者等が経営指導や販路開拓などの「機会(チャンス)」を提供するビジネスプランコンテストを実施します。意欲のある優れた人材、企業を自治体や企業等が地域ぐるみで掘り起こし、育む仕組みを設けることにより、地域経済の活性化や魅力ある就業の場の創出につなげていきます。
募集対象者
以下のいずれかの項目を満たす方を対象とします。
1.佐賀県内で起業を予定又は考えている方
2.佐賀県内の中小企業者、又は佐賀県内への支店・事業所等の展開を検討中の中小企業者
3.佐賀県ベンチャー交流ネットワークの会員
注)「中小企業者」とは、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律(平成11年3月31日)」第2条に規定された者を指す。
対象となるビジネスプラン
佐賀県内で取り組む事業であり、次の(ア)又は(イ)のいずれかを満たすプランを対象とします。
(ア) アイディア又は試作・開発段階の事業であること、若しくはビジネスとして未だ確立されていない事業であること
(イ) 既存の製品、サービス又はビジネスモデルのいずれかにおいて、今後画期的な新展開や飛躍的な成長を目指している事業であること
プレゼン風景等によるプロモーション動画の制作・提供、県のサイト等への掲載・紹介、(可能な場合は)その他県政広報媒体への掲載
各種ビジネスマッチング施策への優先採択
(トライアル・経営革新事業等県外商談会及び販路開拓フォローアップ事業等)
九州規模・全国規模など県外の各種アワード等への推薦やエントリー支援
佐賀県地域産業支援センターインキュベートルーム等への優先入居(空きがある場合のみ)
一次審査/書類審査 〔令和元年8月中旬?9月中旬頃〕
提出書類をもとに、新規性・独創性等について評価し、一次審査通過者を選考(5?10件程度)します。
審査結果については、9月中旬を目途に県及びさがラボチャレンジカップのサイトに掲載するとともに、応募者全員に通知します。
二次審査/審査委員による審査 〔令和元年10月3日(木)〕
一次審査通過者によるプレゼンテーション形式で、新規性・独創性の他、応募者の熱意・積極性などを総合的に評価し、最優秀賞を1者、優秀賞を1者選考します。
審査結果についてはその場で発表するとともに、県及びさがラボチャレンジカップのサイトにも掲載します。
応募方法
以下の書類を、上記期間内に持参又は郵送してください。
●応募用紙(別紙)
●プランの概要や補足資料等(様式自由)
※応募用紙については下記よりダウンロードください。
※持参の場合は、平日8時30分?17時00分の間でお願いします。
※郵送の場合は、令和元年7月31日(水)の消印有効です。
ビジネスプランコンテストの一次審査は、審査委員による書類審査を終え、一次審査通過者を選考しました。
※順不同
最優秀賞 株式会社九州コーユー
優秀賞 株式会社山城機巧
特別賞 株式会社E&I
特別賞 C.MARIE
表彰式につきましては、2019年11月12日(火)、ホテルマリターレ創世にて開催いたします。
詳細はおってお知らせ致します。
日時 | 令和元年11月12日(火) 15時15分〜16時00分 ※佐賀県ベンチャー交流ネットワーク第3回例会内 |
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場所 | ホテルマリターレ創世 |
株式会社日本政策金融公庫佐賀支店長
浜 晋治
さがラボチャレンジカップ2019審査委員長を拝命いたしました日本政策金融公庫 佐賀支店長の浜と申します。
審査委員を代表いたしまして、審査結果の発表と講評をさせていただきます。
今年度は総数17件の応募をいただき、一次審査で8件を選出し、去る10月3日に、プレゼンテーションによる二次審査を実施いたしました。
評価基準としては、「独創性」「市場性」「成長性」「実現可能性」「地域性」などにプレゼンにおける「訴求力」「表現力」を加味して採点を行い、審査会において、「最優秀賞」と「優秀賞」の2組の受賞者を決定いたしました。
まず、最優秀賞は、「株式会社九州コーユー」の泓原 敏夫さんです。
テーマは、「『子どもがプログラミングを楽しく学べる』教材を佐賀から全国へ」です。
2020年、小学校でプログラミング教育が必修化されるなか、多くの学校現場では、教材、教員の研修、IT環境をどうしていくのか、ということが課題にあがっています。
同社は、厚生労働省認定のITマスターとして、佐賀県内の小学校でのプログラミング教育を実践する中で、「もっと楽しく、制限なく学べる教材はないか」と考え、「拡張現実(AR)」の技術を活用して、タブレット端末上での3Dのキャラクターを動かす指示を通じて、学習が可能となるアプリケーションを開発しました。
本アプリケーションは、全教科での学習に対応でき、各教科で英語にも対応するとともに、教師の指導負担も軽減されるといった優位性も有していますが、一方で、今後、教育現場等へ、いかに浸透させ、また、いかに信頼性を獲得していくか、といった点が課題として上げられます。
よって、今回の最優秀賞の受賞が、課題解決に向けた一つのきっかけとなり、佐賀の教育現場から生まれたプログラミング教育アプリが、佐賀から全国、そして世界へと広がることを期待いたします。
次に優秀賞は、「株式会社山城機巧」の山城 佑太さんです。
テーマは、「座圧軽減装具:フワットの開発と販売」です。
この商品は、佐賀大学理工学部学生の山城さんが、同学部の中山准教授と開発したもので、体に装着して椅子に座ると、腰が浮いたような感覚を維持し、腰痛持ちでも長時間のデスクワークを可能にするものです。
すでにクラウドファンディングで調達した資金で商品の製造を進め、今年8月には法人も設立して本格的な事業展開に乗り出しました。
商品の認知度とともに、いかに装着効果を広く体験してもらえるかが今後の課題ですが、優秀賞の受賞を機に、佐賀大学発ベンチャーとしての飛躍を期待いたします。
そして今回は、優れたプランが特に多かったため、いまご紹介しました「最優秀賞」と「優秀賞」のほかに、「審査員特別賞」を2枠設けることといたしました。
あわせて発表させていただきます。
まず最初の審査員特別賞は、「株式会社E&I」の、山口 郁準さんです。
テーマは、「産前・産後女性向けケアサービス」です。
このプランは、特に産後うつの問題に着目し、佐賀大学佐藤教授の育児に関する研究成果、産後女性ケア活動を展開するNPO法人のネットワーク、E&I社のオンライン指導システムのノウハウを組み合わせて、育児指導、メンタルケアなどをオンラインサービスで提供しようとするものです。
在宅助産師の確保やシステム開発など、オンライン相談態勢の構築が今後の大きな課題ですが、佐賀発のケアサービスが社会問題の解決とともに、少子化対策にもつながることを期待いたします。
そして、審査員特別賞のもう1社は、「C.MARIE」の安武 翔太、安武 マリーさんです。
テーマは、「フランス人がデザインし、フランス製生地を使い地元の職人さんの技術で造るバッグを日本・世界に広める」です。
日本人の夫とフランス人の妻の国際結婚を経て、鳥栖市に移住した安武夫妻が、リサイクル可能な地球環境にやさしいフランス製の生地とデザイン、そして、日本の帆布(はんぷ)製品などの縫製技術を組み合わせて、おしゃれで機能的なバッグを製造・販売するプランです。
佐賀をはじめとした縫製職人さんの手造りのため、生産体制などに課題はありますが、鳥栖市のふるさと納税返礼品の出品も含めて、すでに販売実績も出ており、佐賀発の日本、そして世界も見据えた事業展開に期待いたします。
今回のさがラボチャレンジカップ2019では、チャレンジ精神と独自のアイディアが詰まったプランが多く、審査会も大変難航いたしました。
最終的に、いまご紹介した皆さまが受賞の栄誉に輝かれたわけですが、惜しくも入賞を逃した皆さまも、それぞれのプランにさらに磨きをかけ、新しい商品や画期的なサービスにつなげていただくよう期待しています。
今回ご応募いただきました皆さまのご努力に敬意を表するとともに、さらなるご発展を祈念いたしまして審査委員長の講評とさせていただきます。受賞者の皆さま、誠におめでとうございます。
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